分譲住宅を買うなら新築と中古のどっちがおすすめなのか徹底比較!
分譲住宅の購入を検討する際、新築と中古どちらがよいか悩む方は多いのではないでしょうか。そこで本記事では、分譲住宅を買うなら新築と中古どちらがおすすめなのか、それぞれのメリット・デメリットを比較しながら解説していきます。名古屋市で分譲住宅購入を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
新築の分譲住宅を買うメリット・デメリット
まずは新築分譲住宅のメリット・デメリットをみていきましょう。
メリット1
建物そのものや設備が新しい
新築の一番のメリットとして「新しい」ことがあげられます。気持ちの問題ですが「新築の家に住める」という満足感や充足感は格別です。新築住宅の場合、最新の設備やシステムが備わっていることが多いため、利便性や機能性の面で優れているのもメリットでしょう。
メリット2
注文住宅や建売住宅よりも安い
分譲地に複数の住宅を一度に建てる分譲住宅は、1戸あたりの建築コストが抑えられるため、同じ新築でも注文住宅や建売住宅にくらべ安く購入できます。
メリット3
ランニングコストを抑えられる
新築住宅は建物や設備が新しく、故障や不具合が生じにくいため修繕費がかかりません。また、気密性や断熱性も中古にくらべ優れているため、光熱費を安く抑えることができます。さらに新築住宅は税制面での優遇を受けやすいというメリットも。住宅を購入すると、住宅ローン控除や固定資産税などにおいて優遇措置を受けられますが、この優遇措置は中古住宅よりも新築住宅の方が手厚い内容になっています。
メリット4
保証期間が長い
すべての新築住宅は、住宅品質確保促進法(品確法)により10年間保証されます。住宅の構造耐力上主要な部分などに欠陥が見つかった場合は、無償で修繕工事等の対応を受けられるのです。10年間の瑕疵担保責任期間を超えた、20〜30年間の初期保証や条件付き永年保証といった独自の長期保証期間を設けている住宅メーカーもあります。
デメリット1
中古に比べ価格が高い
新築住宅は中古住宅にくらべ、価格が高いデメリットがあります。立地条件や建物面積がほぼ同じ場合は、中古よりも新築のほうが確実に高額です。
デメリット2
住みたいエリアに住めるとは限らない
立地条件のよいエリアにはすでに大勢の人が住んでいるため、新築を建てる土地はなかなか見つかりません。逆に、人口の少ない郊外や交通の便が悪いエリアなどは土地が余っていることが多く、新築分譲住宅が立ち並ぶケースが多くあります。新築分譲住宅を探す際は、人気エリアや利便性のよいエリアではなかなかみつかりにくいということを念頭に入れておきましょう。
中古の分譲住宅を買うメリット・デメリット
次に、中古分譲住宅のメリット・デメリットを解説します。
メリット1
価格が安い
第一のメリットとして、住宅の購入価格の安さがあげられます。新築の家でも人が住み始めると中古扱いになり、建物の価値は下がるものです。築浅物件(築年数が少なくほぼ新築に近い物件)や建物完成後1年以上未入居の物件も中古物件にあたるため、価格が安くなります。
メリット2
立地条件の良いエリアに住める可能性がある
好立地エリアにはすでに多くの住宅が建てられているため、新築が建つ機会は多くありません。逆に中古住宅は物件数が多く選択肢が豊富です。学区や利便性の関係で住みたいエリアが決まっている場合は、中古物件の選択肢の多さは大きなメリットでしょう。
メリット3
リフォームやリノベーションで自分好みの空間を作れる
中古住宅は「古い」「汚い」といったネガティブなイメージが付きまといますが、リフォームやリノベーションを行えば新築同等の住宅性能や設備を得られます。浴室やキッチンを最新設備にグレードアップしたり、壁紙を張り替えたりするなど、予算に合わせて自分好みの空間を作ることができるのです。
デメリット1
維持費や耐震性への懸念
中古住宅は新築にくらべ不具合が起こりやすく、老朽化の度合いによっては修繕コストがかさむ可能性があります。さらに中古住宅には耐震性能への不安もついてくるでしょう。
現在の「新耐震基準」は1981年6月より適用されており、2000年にも耐震基準に大きな変更が加えられました。築年数が古く耐震性能が判断できない場合は、ホームインスペクション(住宅診断)を受けたり耐震改修を行ったりするなどの追加出費がかかってしまうこともあります。
デメリット2
保証期間が短いもしくはない
住宅における瑕疵担保責任(10年間)の義務化は新築住宅のみが対象です。そのため中古住宅の保証期間は数か月〜2年程度と短く、中には保証がないものもあります。中古住宅を購入する場合は、保証期間の長さや、売主が瑕疵保険に加入しているかを事前に確認しておきましょう。
デメリット3
住宅ローン審査に通らない可能性がある
住宅ローンの審査は、借入者の年収などの条件のほか、対象となる住宅の担保価値も審査対象になります。築年数が古い物件は価値が低く評価されやすいため、ローンを組めなかったり希望した額の融資を受けられなかったりする可能性があるでしょう。
分譲住宅を買うなら新築と中古のどっちがお得?
新築住宅と中古住宅、どちらにもメリットとデメリットがあります。どちらが優れているかは、個人の好みや懐具合によっても判断基準が変わるのです。新築と中古それぞれのメリット・デメリットをふまえた上で、自分にとってどちらがお得かを判断するとよいでしょう。新築と中古で悩む場合は、築浅物件や未入居物件のような、新築と中古の良いとこどりの住宅を探すという選択肢もあります。
まとめ
本記事では、新築分譲住宅と中古分譲住宅について、それぞれの特徴やメリット・デメリットを紹介しました。新築には新築のよさが、中古には中古のよさがあり、重視するポイントは人それぞれ違います。名古屋市には多くの分譲住宅があるので、本記事を参考に自分のライフスタイルにあったベストな住宅を見つけてください。