名古屋の分譲住宅を購入する流れ!内覧から引き渡しまで
分譲住宅を購入する場合、インターネットやチラシなどの広告を見て、実際に物件の見学を行います。そして、物件が気に入ったら詳細な見積もりを出してもらい、購入へと進めていきます。本記事では名古屋市の分譲住宅を購入する流れを解説していきます。これから分譲住宅の購入をしようと検討している方は、参考にしてみてください。
情報収集から事前審査まで
まず、希望のエリアの情報収集から始めます。分譲住宅の場合、ある程度の相場が決まっているため、希望のエリアの新築物件の相場もあわせて調べておくことがポイントです。情報収集の仕方はチラシなどの広告を利用したり、インターネットで検索したりする方法があります。最近ではインターネットに多くの物件情報が載っており、写真や動画なども掲載されているため、イメージしやすいのが特徴です。
そして、ある程度物件に目星をつけた後、実際に物件の見学を行います。物件の見学を行うには、物件を扱っているハウスメーカーや不動産屋さんに問い合わせて見学希望の旨を伝える必要があります。土日祝の場合、他の見学者で予約が埋まっている場合もあるため、早めに予約を取っておくことが大切です。
そして、実際に見学を行い、間取りや設備、周辺環境などを確認して、希望とマッチするかを確認します。インターネットの写真やチラシなどの広告だけでは広さや空間をイメージしにくいですが、物件を見学することによって、暮らしのイメージがしやすくなります。
見学を行った後、物件が気に入ったら申し込みを行います。申し込みというのは購入希望の意思表示を示すもので、申込金として2~10万円必要になることがあります。この申込金についてはハウスメーカーや不動産屋さんによって金額が異なり、万一契約にならなかった場合の返金条件も会社によってさまざまです。
そして、物件の購入申し込みを行うと住宅ローンの事前審査へと進めていきます。住宅ローンには通常、事前審査と本審査があります。事前審査では実際に住宅ローンの組むことができるか判断するため、申込者の年収や勤務先、勤続年数などを確認します。この事前審査に通らなければ住宅ローンを組むことができないため、物件の契約も自動的にできなくなります。
事前審査には申込者だけでなくハウスメーカーや不動産屋さんにも大きなメリットがあります。仮に、購入希望者の契約を進めていき、いざ住宅ローンを組もうとしたときに、金融機関に拒否されてしまっては住宅を購入してもらうことができないため、これまでの打ち合わせの時間が無駄になってしまいます。さらに、他の購入希望者がいた場合でも、先着順になるため、断りをいれることになってしまいます。そのため、あらかじめ契約前に事前審査を行い、住宅ローンに通る見込みがある人のみが契約へと進むことができるのです。
契約から引き渡しまで
住宅ローンの事前審査に通ったら、次は契約に進みます。契約する前に重要事項説明書や契約書の内容をチェックして、契約して問題ないかを再確認します。契約時には担当者から需要事項の説明を行い、契約書の確認を行った後、契約金と印紙代の支払いを行う必要があります。契約金については物件やハウスメーカーや不動産屋さんによって異なりますが、50万円または100万円というのが一般的です。
そして、無事に契約が成立すると、次は住宅ローンの本申込を行います。一度、事前審査に通っているため、本審査ではほとんど拒否されることはありません。ただし、事前審査の内容に誤りや虚偽の内容がある場合は本審査で落とされてしまうことがあります。しかし、通常は事前審査に通っている場合は本審査も通過することが一般的なため、安心して住宅ローンの本申込を行いましょう。
そして、本申込が終わったら、内覧チェックを行います。内覧チェックとは建物の状態や仕上がりを再確認して、契約内容と相違がないかをチェックします。この段階で瑕疵がある場合、しっかりとハウスメーカーや不動産屋さんに直してもらいましょう。
また、希望していたフローリングやクロスの色と異なる場合にも直してもらうことができるため、契約内容と照らし合わせながら内覧チェックを行いましょう。とくに設備の搬入時に壁にキズがついたり汚れがついてしまったりすることがあるため、キッチンや階段、洗面所については入念に確認することをおすすめします。
そして、内覧チェックを行い、住宅ローンの決済が終われば、引き渡しとなります。引き渡し日については調整できるため、引越しや仕事のタイミングを優先して問題ありません。
注意点
分譲住宅の場合、条件がよい物件ほど早く売れてしまいます。それは、条件がよいということは他にもたくさん購入希望者が多いということです。そのため、どうしても契約段階に焦ってしまい、勢いで契約してしまうことがあります。しかし、家の購入は大きなライフイベントの1つです。さらに、金額も高額になるため、しっかりと検討した上で契約することが大切です。
住宅性能はもちろん、周辺環境についても下調べをしておくことがポイントです。物件自体はよかったものの、近隣に大型マンションが建つ計画があり、数年後に日当たりが悪くなったという事例もあります。そのため、物件の見学はもちろん、住宅性能のチェックや周辺環境の確認を徹底することをおすすめします。
まとめ
分譲住宅を購入するには情報収集から始めて物件の見学を行います。インターネットやチラシで物件情報を見ることができますが、実際に見学してみないとわからないことも多いです。そして、気に入った物件が見つかったら申し込みへと進めていきます。しかし、住宅購入は高い買い物です。そのため、しっかりと考えた上で申し込みするようにしましょう。