名古屋の分譲住宅購入で活用できるローンとは?
住宅を購入する際、ほとんどの方が住宅ローンを利用するでしょう。しかし、住宅ローンの仕組みや審査がわかりづらいという方も多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、名古屋の分譲住宅を購入する際に活用できる住宅ローンについて紹介していきます。分譲住宅の購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
融資を受けるまで
分譲住宅を購入する際、ほとんどの人が住宅ローンを利用します。しかし、どのような手順で申し込みをしたらよいかわからない方や融資を受けるまでの流れがわからないという方も多いと思います。そこで、ここでは融資を受けるまでの流れや手順について紹介していきます。
■事前審査
住宅ローンは一般的なショッピングローンとは異なり、事前審査というものがあります。事前審査では、借り入れを希望している人の年収や勤務先、勤続年数などの属性の確認をすることはもちろん、過去の返済履歴をチェックして返済能力があるかどうかを審査するものです。
事前審査は通常3~4営業日の時間がかかりますが、金融機関や審査内容によってはそれ以上に時間がかかることもあります。また、とくに事前審査でチェックされる項目としてはローン完済時の年齢、借入希望額と年収の割合、勤務先と勤続年数です。この段階で、返済能力がないと判断されてしまうと住宅ローンを借りることはできません。とくに厳しく見られるのは過去の返済履歴に遅延や未払いがないかどうかです。無事、事前審査に通ると、次は本申込へと進みます。
■本審査
事前審査に通ると次は本審査に進みます。通常、事前審査に通ると本審査で落ちることはないといわれていますが、事前審査後に大きなローンを組んだり、事前審査時に申告していた内容と大きな差異があったりする場合は本審査で落ちてしまう可能性はあります。
■金銭消費賃借契約
無事、本審査に通ったら、金銭消費貸借契約を結びます。これは住宅ローンを借り入れる金融機関と借入金額や金利、決済日や返済日などを確認して契約を結ぶものです。
■融資の実行
融資の実行は物件が引き渡されるのと同時に行われます。一般的には融資実行日と呼ばれており、融資実行日には借入金が売主に送金されるようになっています。そして、売主が入金確認を行い、物件の引き渡しを行います。
住宅ローンの種類
住宅ローンには大きく分けて2種類あります。1つ目が財形住宅融資やフラット35などの公的ローンです。そして、2つ目は各金融機関が設けている民間ローンです。
■公的ローン
公的ローンの審査は一般的にゆるいといわれており、借り入れのハードルが低いとされています。また、アルバイトやパートなどの年収が低い人でも借りることができ、多くの人が利用しています。ただし、物件の技術基準が審査の対象となっており、購入する物件によっては利用できないこともあります。
■民間ローン
民間ローンは銀行や不動産の提携ローンのこといいます。民間ローンの審査は公的ローンよりも厳しいとされており、勤続年数や年収条件なども設けられている場合があります。しかし、物件の技術基準に関する審査を行うことは基本的にはないため、公的ローンが利用できない物件でも住宅ローンの借り入れができるのが特徴です。
金利と返済方法
住宅ローンには大きく分けて3種類の金利タイプがあります。
■変動型金利
変動型金利は文字通り、一定期間の間で金利が変わるというものです。一般的には半年ごとに社会情勢などを鑑みて、金利の見直しが行われます。ただし、固定金利よりも金利が低い場合が多く、返済総額を減らすことが可能です。しかし、半年ごとに金利が変わる可能性が高く、金利が高くなれば、返済総額も高くなってしまうという注意点もあります。
■全期間固定型金利
全期間固定型金利とは借入から最終返済日まで同じ金利というものです。そのため、返済計画が立てやすいという特徴があります。しかし、変動型金利よりも金利が高く設定されている場合が多く、返済総額が高くなりがちです。ただし、毎月の返済額が一定のため、資金計画がたてやすいというメリットがあります。
■固定期間選択型金利
固定期間選択型金利というのは変動型金利と全期間固定型金利を組み合わせたものです。あらかじめ、固定金利の期間を定めて、期限が満了すると自動的に変動型金利に切り替わるというものです。
そして、返済奉納にも大きく分けて2種類あります。
■元利均等返済
元利均等返済とは毎月の返済額を一定にできます。毎月の元金と利息の合計金額を一定にして返済するため、借り入れ時から最終返済日まで月々の返済額に変わりはありません。そのため、資金計画がたてやすいというメリットがあります。
■元金均等返済
一方、元金均等返済というのは毎月の元金の返済額を一定にして返済する方法です。そのため、借り入れ当初は総借入金額が大きいため、利息も多くなり、月々の返済額が多くなります。しかし、返済年月が経つにつれて、ローン残高が少なくなるため利息も低くなり、毎月の返済額が下がっていきます。
まとめ
分譲住宅を購入する際、住宅ローンを利用して購入するのが一般的です。住宅ローンには公的ローンと民間ローンの2種類あり、金利タイプや返済方法もさまざまです。予算や資金計画に合わせてベストな住宅ローンを見つけましょう。